かつ、シーサーブログに引っ越し後の初記事となります。
ダブルでめでたいところですが、現実はきびしい結果となりました・・
ボウズではなかったけれど本命は採れず。

したがって空白も埋められず・・
年始から仕事していたこともあり、オサホリどころか初詣にも行けていません。
まあ、初詣より虫詣ということで、今年一発目も空白を埋めろシリーズ。
(”空白”とはアオオサムシをまだ採ったことがない自治体ラベルのこと)
前々記事のモハラのように、外房地域や東京湾岸地域は空白エリアがいくつかあります。
一方で南房総にも実は空白があり、それがカツウラなのです。
もちろん何度もトライはしているのですが、空振りばかり。
例によってGoogleMapとにらめっこして突入する地点を定めました。
R297大多喜街道を走ると思いきや、ナビはK14茂原街道を選択。
カツウラに入る手前でR297に入ったところでコンビニに寄って小休止。
出発してから約2時間、目的地の入口に到着。

林道に入るとすぐ、ダム湖かと思うほどの大きな堰がありました。

そこから少しダート道を進むと、段々路面がぬかるんできたので一旦停止。

ホシベニ号を停めた目の前に小さな谷があったので、装備を整えてさっそく突撃してみました。
明らかに林道の支線ではあるものの、先へ行くほどに幅は狭くなり、とうとう藪の中へと消えてしまいました。
途中、崖はあったのですが岩壁で掘れず、さっさと見切りをつけて踵を返しました。
それから本線を徒歩で上り、様子をみたところ、泥濘は少なくなってるようだったので、ホシベニ号で進むことに。
ウェットなダートが続きましたが、ほんの数キロ進んだところで通せんぼ。

チェーンが張られていて車両は通過不能ですが徒歩で突撃。
少し歩くとまたもやゲート出現。

ここも脇から進入可能でした。
少し行くと林道は二又に分かれていましたが、左手は川沿いで山側は岩壁のようだったので右手を選択。
その先でさらに分岐があり、岬のように突き出ている部分の上部に土が露出していたので、よじ登って掘ってみるも手応えなし。
というよりも生き物の気配なし。
左下に流れを見下ろしながらしばらく進むと、急に視界が開けてこんな光景が広がっていました。

大きな崖崩れを修復し、法面を敷設しているようですが、さっきの二つのゲートはこのためにあるとは思えない。
なぜなら、その先にはこんな大小の崩落個所がいくつかあったので、林道を開通させるのが目的ならこちらも処置するべき。
要するによくある、自治体の予算費消のための工事なのでしょうね。
そんな林道を歩けど歩けど、崖や支線は現れず。
とうとう峠まで来てしまいました。

これ以上進んで崖を探すより、林道を下って平地周辺を探索し直す方がよいと判断。
谷の両側から聞こえてくる、サルとキョンの鳴き声に送り出されながらホシベニ号へと戻りました。
マップで周辺を調べ、夷隅川沿いの旧オートキャンプ場周辺にアタリを付けて移動。
廃墟と化したキャンプ場の周辺にちょっとした崖を見つけましたが、ここも指標虫すら出ず、生き物の気配がしませんでした。

過去のチャレンジもこのように、掘れる場所が見つからないというのがカツウラ地域のきびしさ。
ちょっと悩みましたが、せっかく南外房まで来たのでオンジュクもトライしてみることに。
(オンジュクは空白エリアではないのですが実績は一頭だけなのです)
旧オートキャンプ場からさらに南下し、御宿ダムを目指しました。
久しぶりに訪れましたが、相変わらずアプローチに厳重なゲートがあり、ダムに近づくこともできない。

この周辺に林道はないのですが、はじめて訪れたときに偶然見つけた小さな沢がポイントでした。
しかしその後、どういう理由か(おそらく前出の法面工事と同様の理由で)沢に重機が入っているところを目撃してしまいました。
それで失望してしまい足が向かなかったのですが、その後の様子を確認すべく行ってみることに。
行ってみるといってもそこはすぐ近く。
ただ、林縁の藪が深くなっていて、小さな沢がどこだったのか分からない。
探しながら周辺の小崖を試掘していると・・うれしいお尻が出ました。

アワカズサオサムシ ♂ (オサムシ科)
この日はゴミムシさえ出てなかったので余計にうれしく思いました。
輝く銅メダル。

同上
ところが次が続かず、沢も見つからず。
掘れる場所は少ないものの、断続的にぽつぽつと赤土露出があるのでこつこつ試掘していると。
今度はお気に入りのゴミムシがぽとりと落ちました。

ルイスオオゴミムシ (オサムシ科)
普通種ですが前胸の輝きが独特で美しいけれど、ここ数年減っていると思います。
いればたいてい複数出るのにこの日もこの一頭だけでした。
ちょっと歩いて河岸を変え、さらに掘り続けることしばし。
やっと追加が出たのが扉の写真の個体。
その後やっと沢を発見しました。
幸い、大きく掘削されたり、コンクリートで固められたりはしていませんでしたが、なぜかとてもウェッティ。
残念ながら掘れる場所はほとんどなさそうでした。
ホシベニ号の方へ戻り、最後の悪あがきで試掘し、一頭追加できたところで撤収することにしました。

アワカズサオサムシ ♂ (オサムシ科)
結局本命は出なかったけれど、沢の奥は可能性があると信じて。
帰りはさすがにR297経由だろうと思ったら、ナビはK174いすみ経由で行けという。
ちょっと遠回りじゃないかと不満を抱きつつも素直にナビ通りに走り、町境に差し掛かったときでした。
道の左手にちらりと見えた景色に、コンチューターの針が大きく振れました。
緊急停止して少しUターン。そこにはこんな林道の入口がありました。
これは試掘するしかないと、勇んでバチツルをキャリアから出して突入。
入口付近の崖は岩壁ではあったのですが、表層に土がへばりついている。
ここぞとばかりに狙いを定め、バチツルを当てると・・・一撃で出てしまった。

アワカズサオサムシ ♀ (オサムシ科)
一瞬本命かと思ったほど大きな個体でした。
これは出直すしかないと心に決め、あらためて帰路につきました。
おまけ
ホリ初めと書きましたが、実はお正月に会員家族たちを連れてオサホリ体験会をしました。

過去にも何回か実施していますが、今回がもっとも大漁で、全家族が本命のアオオサを採集。
オサゴミの種類も計8種という大成果で、引率者としてもうれしい限りでした。
今日の湯加減
SSブログからSeesaaブログへの引っ越しは移行ツールのおかげですんなりできました。
しかしSSブログで使ってたデザインテンプレート(CSS)をそのまま使うことはできない。
Seesaaブログでもテンプレートは多数用意されているもののピッタリなのは見つからない。
過去記事の体裁が保たれるよう、一番シンプルなテンプレートを選んだけれど調整が必要。
でも800件近い記事をテンプレートにあわせて調整するのは時間がかかり過ぎて非現実。
CSSを調整するか、SSブログで使っていたCSSをベースにして修正するか・・
いずれにしても面倒くさくて手が付けられず・・当面この体裁でやっていきます。
こちらでもどうぞごひいきに。
この記事へのコメント
sakamono
高和です。
リュカ
レイアウト、私もしばらくはあれこれ悩んで弄ってました。
これ以上は面倒くさくなったので、このままでいいやーって感じです(笑)
こん
崩れたものからも周辺が岩山だということがわかると思います。
バナーの写真のサイズもテンプレートによって違うし、調整の仕方もSeesaaでは違うのでちょっと面倒です。
まずは問題なく閲覧できているようでよかったです。
こん
引っ越しはまだしも調整が大変でした。
ところで、ボウズを地道にこなすつもりはありません(苦笑)
こん
CSSの解読とカスタムは大変ですよね。
一から作るのはもっと大変ですけど(苦笑)
もう少しカスタムUIが充実していてくれるとありがたいですが・・
いろは
無事に移行おめでとうございます♪
道で風に煽られて転んでしまい、少々怪我をしてしまいました^^
やっと、どうにか歩けるようになりました。
これからこちらにお伺いしますね。
庭の節分草が咲き始めました^^
こん
災難でしたが恢復されたようでよかったです。
こちらでもよろしくお願いします。
ところでセツブンソウの季節ですが、今年は観察に行く余裕がないかな・・
ぜひブログ再開されてお庭のお花を紹介していただけるとうれしいです。
Seesaaでの記事投稿はSSブログとそんなに違いないですよ^^