メロンソーダの季節

6月になり、さすがに気になって我慢できなくなり、HFへ行ってきました。 今年は季節が早いのでおそらくもう出ていて、さらにはもうピークを迎えているかもしれない。 そうあらためて想像すると気持ちが急いてきました。 が、どういうわけかナラのときとは違って寝坊する始末。 結果的には会えたのでよかったけれど。

続きを読む

ショウナイの西風

前記事で訪れたのは某山の中腹にある神社の境内でした。 オナガたちに別れを告げたあと、敷石に腰かけ、ほっと一息ついていると・・ 神社奥の登山口(本殿への参道入口ということがあとで判明)から、何かが飛び出してきました。 木漏れ日を浴びてチラチラと明滅するように、ふたつの白い影がもつれあって舞っていました。 反射的に立ち上がり、近づこうと歩を進めたら、それは二手に分かれてしまいました。 その一方を追いかけていくと、神社軒下の敷石の上に舞い降りてくれました。 そおっとそおっとにじり寄り、それがシジミチョウだと分かった瞬間、胸の中でうわっと叫びました。 まぎれもなく、それはゼフ(ミドリシジミの仲間)でした。 しかも、石の表面に口吻を伸ばして何かを探っているということはおそらくオス。 しかし、懸命に心を鎮めながらカメラの準備をしているうちに気配を察知されたようです。 ぱっと飛び立ち、林の方へ・・あわてず騒がずされど見失わないように後を追う。 すると運よく林縁の下草(オナガたちをのせたのと同じ草)の上にとまってくれた・・ と思った瞬間、直射日光を浴びたその子が翅を開きました。 オオミドリシジミ ♂ (シジミチョウ科) シャッターを切った瞬間、彼は再び飛び立ち、林の中へ消え去りました。

続きを読む

さらば西風 また逢う日まで

西風速報です。 今年の虫の出現時期は全般的にやや遅れ気味だと思っていたので、ゼフたちのお出ましはまだかな? と思っていましたが、しばらくチバを離れることになったため、ダメモトで確認しにHFへ。 奥のハンノキ林がゼフたちの住処です。

続きを読む

不完全燃焼の水無月 後編

前記事に続き後編です。 一遍にまとめればよかったのですが、あえて分けました。 一応、日付も違いますし。 そう、前記事の日も粘ったのでしたが、こうなったらとことんと翌日も早起きしたのです。 6月19日、長靴をはいて(寝坊せずに)6時にハンノキ林の縁に立ちました。 しかし、まったくゼフィルスの気配がありませんでした。

続きを読む

不完全燃焼の水無月 前編

前記事にも書きましたが、梅雨はゼフィルスの季節。 何度かHFの谷津田に突撃するも不発ばかりでしたが、他の虫の記録のためにもアップすることにします。 しかも前後編になりますが・・。 6月18日、長靴をはいて(寝坊したので)7時にハンノキ林の縁に立ちました。

続きを読む